仲秋の夕べに

 今夜はおでんにそっと里芋も入れました。小さな集まりから帰って着替えるとすぐに台所仕事。お月様にお供えを飾る間もありませんでしたが、満月にもお友達にも家族にもみんなに感謝したい気持ちが静かに満ちてきます。この高揚感は、月の引力が強まったせいかもしれません。

 

 去年の秋に3・11以降に生まれた詩を音楽にのせて、望月逸子の朗読CD「たいせつなものへ」が誕生しました。このCDと2010年に出した朗読CD「旅立ち」を媒介に、たくさんの素敵な方々と出会うことができました。

 体力も金脈も人脈もなく気が利くでもない私が、「福島の子どもたちのために何ができるのか?」を真剣に考えた末、大変僭越ではありますが、この二つのCDにカンパを頂き、福島に安全な野菜を送ったり福島の子どもたちを保養キャンプに招いたりする運動に少しでもお役に立てたらと考えました。

 

 9月14日、友人の小橋かおるさんの平和活動10周年記念ライブ「花と爆弾 Peace aLive」にも私の朗読CDを置かせていただきました。

 ライブ会場は、それはそれは素晴らしい音楽に満たされていました。小橋さんがこの10年間で出会われた真心いっぱいのミュージシャンの方々が、「かおるさんのためなら!」と結集したような楽しい雰囲気で、ステージと観客がひとつになった空間が出来上がっていました。

 

 中でも一番元気に手拍子を打ち、音楽を楽しんでおられたのは福島から来られた陶山三枝子さんです。喜びに溢れて音楽を感じることのできる方の傍らに居るだけで、音楽が一層輝きを増すことが体感できました。陶山さんは、3・11以降福島市の「野菜カフェはもる」の店長として福島の子どもたちに安全な野菜や食べ物を供給するだけでなく、不安をかかえておられるお母さんたちの心のよりどころとして活躍されていましたが、経営難等の困難な問題を抱えておられます。現在「野菜カフェ なないろ」として再出発されるために奮闘されています。大変厳しい状況の中から、こんな明るい強いオーラと笑顔を発散されるお姿に、心うたれました。

  

 最後に吟遊詩人社のカンパ活動の昨年の秋から1年間の歩み(会計報告)を以下に報告させていただきます。この1年間私のお願いを快く受けとめてくださり、福島の子どもたちを放射能から守る様々な取り組みを支援して下さいました皆さまに、心より御礼申し上げます。

 

2013年度 吟遊詩入社会計報告

                                                                              2013 9 19

 

<収入の部>

 

・友人知人より                    60000

・関電神戸支店前で                  4000

・「国会議員に聞いてみよう~」集会で         5000

・実践心理学講座で                  9000

・「食品公害を追放し安全な食べ物を求める会」で   10000

・ひょうたんライブで                  5000

・熟年者ユニオンが福島にCDを届けてくださいました    5000

・論楽社で                       2000

・尼崎退職教員協議会総会で               7000

・アサガオ会(特別支援学級地区担任会OG会)で    22500

・「花と爆弾 Peace aLive」で              5500

・吟遊詩人社                     51000

・一滴預金                       430

収入合計                     186430

 

<支出の部>

 

・「食品公害を追放し安全な食べ物を求める会」へ    70000

・「明石であそぼう!たこ焼きキャンプ」へ       30000

・「宝塚保養キャンプ」ヘ

    (福島朝鮮学校生を迎えて拡げようワンコインの輪)   10500

・「野菜カフエ なないろ」へ              75500

支出合計                       186000円

 

<差し引き残高> 430円 ( 次年度に繰り越します。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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