元祖逸子さんからの手紙

 18歳のころから憧れ尊敬していた詩人石川逸子さんについて、当ブログに2回にわたって書かせていただいていたが、その元祖逸子さんよりお手紙をいただいた。私のCD「旅立ち」をお送りしたことがきっかけであった。お手紙だけでなく石川逸子さんの詩集「ロンゲラップの海」を「お近づきのしるしに」とご恵与くださった。ご本人の了解を頂きお便りの一部をここに紹介させていただきます。

 

「望月逸子さま

 お手紙 おどろきながら拝見いたしました。私の拙い文(どのような文であったか思い出せませんが)が旅先でお目に留まり、ふしぎなご縁ができましたとは!光栄でございます。         

 

 CD早速聴かせていただきました。無骨な私とちがって こちらの逸子さんはお声もやさしく音楽に乗ると心のヒダにまでしずかに入ってくるようで、良いひとときを持たせて頂きました。

 

 新たな旅立ち、 心からお祝い申し上げます。」

 

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コメント: 2
  • #1

    kyoko (金曜日, 02 3月 2012 09:07)

    次々と更新されるブログをいつも楽しみにして読んでいます。コメントができず申し訳ないです。他の多くの人たちも同じ思いで読んでおられると思います。
    石川逸子さんとの出会いが作品から作者へと発展して素敵ですね。これからに期待です。やっと「ゆれる木槿花」だけ読ませていただきました。重いです。

  • #2

    逸子 (土曜日, 03 3月 2012 12:28)

     KYOKO様、いつもご愛読有難うございます。このブログにもコメント頂いていたこと、うかつにも見落としていてごめんなさい。今元祖逸子さんと、遅ればせながら出会い直させていただいています。高知の詩人中心の同人誌「兆」に石川さんが連載されていた文章が、「オサヒト覚え書き ~亡霊が語る明治維新の影」という大作となり、2008年に一葉社から出版されています。先日アマゾンで取り寄せました。
     900ページ以上の分厚い本ですが、退職したお陰で今までより読書の時間がとれますのでチャレンジしてみます。まずは、膨大な参考文献と作者の歴史観に裏付けられていることに圧倒されます。石川逸子さんの詩作品は、大きな歴史観のすっくと立った幹から樹液がめぐって枝先に繁らせた葉であり花であったのだと思い知らされました。