吟遊詩人社の一年

 今年も余すところ1週間となりました。たくさんの出会いや再会があり、それに支えられた1年でありました。この場をお借りしまして御礼申し上げます。


 ♪新しい朗読CD「祈り」を今年の秋リリースいたしました。3・11の東日本大震災と福島第一原発事故を契機に生まれました「祈り」等4篇の詩の朗読が収まったCDです。このCDを通して、新たな出会いが生まれますことを楽しみにしております。吟遊詩人社の朗読CDは非売品ですが、これに1枚千円のカンパを頂戴しまして、それを全額福島の保育園に安全な食べ物をお送りする資金や、福島の子どもたちの保養キャンプのための資金として送らせていただいています。すでにこの2ヶ月でたくさんのご支援を頂きました。一人の発送作業で、まだまだ今まで応援していただいています皆様全てに行き渡らず申し訳ありませんが、どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。


 ♪今年は、朗読パフォーマンスの場がより拡がりました。1月の神戸文学館。5月の熟年者ユニオン総会や京都詩話会30周年記念大会、9月 岡山の<ギャラリー竹富>1周年記念コンサート等、今まで経験したことのなかった場所でも詩と音楽のコラボレーションの取り組みをご披露することができ有難かったです。


 ♪初めて記録としての詩誌『つむぐ』(集プレス編集発行)という全国誌に掲載していただきました。10代の頃から一方的に好きで尊敬していました詩人の石川逸子さんにお世話になり、ご一緒に当詩誌に参加させていただきました。とても嬉しい出来事でした。


~世界の動きや日本の政府の有り様など、不安材料には事欠かないこの年の暮れですが、だからこそ安心して心を寄せ合えるお仲間や尊敬する先達が身近に居て下さる有難さをいつも以上に強くひしひしと感じています。お世話になり有り難うございました。来年もどうぞよろしくお願い致します。良いお年をお迎えください。