涼しくなりましたが、皆さんいかがお過ごしですか?8月は吟遊詩人社の遠方への出張が重なりました。一つはすでにご紹介しています倉敷への音楽の仕入れ。もう一つは、月末の東京行きです。
8月30日、国会前では「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の呼びかけで、12万(主催者発表)の人たちが「戦争法案反対!」の強い思いを一つにして集まりました。吟遊詩人社出張班《G&B》(ジイジとバアバの略)も、当日その現場に参加していました。「足の踏み場がない。」という表現がありますが、かろうじて立つ場所はあってもそこ以外に自由に動くことのできない人・人・人の波の中に私たちはいました。
吟遊詩人はずっと書斎にこもり、机の上で詩を書いているわけではありません。「時の流れのなか、人々のなかに身を置きながら、そこから湧き上がることばを、音楽にのせて声にすること」と「望月逸子の、詩と音楽が出会い生まれるコラボレーションを広めていくこと」に重心を置いています。詳しくは改めてお伝えしたいと思いますが、今回の出張は、私の詩の命の泉を掘る旅でもありました。
戦後70年、平和憲法に守られ他国の民を戦争で一人も殺さなかった日本を、アメリカが起こす戦争に加わり共に行動できる国に変える法案が、圧倒的多数の国民の反対にもかかわらず、与党議員の数が多い今国会で通そうとしています。国民主権も世論もないがしろにした、どう考えても理不尽なことに沈黙することが、息子達の世代、孫達の世代にどんな禍根を残すかと思うと、じっとしておれなくてとにかく上京した《G&B》でした。引き続き9月の出張も考えています。
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